どうしても自動車が欲しくて、マイカーローンの審査に申込んだのに落ちてしまい、短期間の内に複数の金融機関にマイカーローンを申込むというケースがあります。このようなことをしていますと、高い確率で審査に落ちてしまいます。複数の審査申込みを行ない審査に落ちる理由を紹介します。
複数の審査申込みはNG
複数社への審査申込みというのは、あまりいい方法とはいえません。
どうしても自動車を購入しなければならないという方が、下手な鉄砲も数撃てば当たる、という理論で複数社へ審査の申込みをしてしまうケースがあります。多く申込めば、1社くらいは融資してくれる金融機関はあるだろうという考えは、マイカーローンに関しては実は危険な考え方です。
このような審査の申込みを行ってしまいますと、マイカーローンの審査率というのは低くなります。しかも、1社くらい融資をしてくれれば問題ないのですが、1社も融資をしてくれない場合はさらに立場を悪化させることになります。
理由としては信用情報として、一度に複数の審査を申込んだ記録と、マイカーローンの審査に落ちたという記録が信用情報として残るのです。
つまり、複数の金融機関に審査を申込んで、すべて落ちているのであれば、この人には何かしらの問題があると金融機関は判断をしますので、当分、マイカーローンの審査は厳しくなり、審査通過率も低くなる可能性があります。
短期間に連続して審査を申込まない
半年以内に立て続けに3社以上、審査を申込んでしまいますと、その後、半年間は審査に通るのは難しくなります。
つまり、A社のマイカーローンの審査に落ちたから、B社のマイカーローンの審査に申込むという方法で審査を連続して申込むというのは、よろしくありません。
マイカーローンの審査に一度落ちた場合、間髪入れずに次の審査に申込むのではなく、半年間の冷却期間を置いて再び申込むという方が審査の通過率というのは高くなります。もし、自動車を短期間の内に購入する必要に迫られていても、最大で2社以内までにしておくようにしておきましょう。それ以上、申込むと次回のマイカーローンの審査時に悪影響を及ぼします。
審査を短期間の内に連続して受けたい場合は、2社以内に留めることが最重要です。
落ちた理由がどうしてもわからないとき
審査に申込んでなぜか落ちてしまう。それは、その金融機関は見る目がない、という理由ではなく、信用情報に何らかの問題がある可能性があります。
そのため、立て続けに審査へ申込むのを一度やめて、日本に3社ある信用情報機関から自信の信用情報を取り寄せて、自身の信用情報のどこに傷があるのかを見つけ、半年間の冷却期間中に、その信用情報の回復に努めた方がいいでしょう。
最近では、携帯電話の料金の中に携帯電話の本体代金が含まれていることがあります。これは携帯電話を買う際に説明があると思うのですが、これもローンになります。つまり、携帯電話の料金をたびたび支払うのが遅れている場合、信用情報には問題アリとなるのです。
冷却期間を置いて、その際に、きちんと電話料金を支払っておけば、信用情報を少し回復することができる上に、前回の審査で落ちたという記録は残ってはいるものの、そこまで強く影響しませんので審査に通る可能性が高くなります。
まとめ
立て続けに短期間の内に複数社へ審査を申込んでしまいますと、審査の通過率を悪化させます。
一度、審査に落ちた場合、半年間は冷却期間を置いた方がいいのです。理由としましては、審査へ申込み、そして落ちたという記録は信用情報として残るからです。つまり、短期間の内に複数社へ審査を申込んですべて落ちていますと、それがすべて信用情報の傷として残りますので、何か問題がある人物だと金融機関は警戒します。
審査は半年間以内で最大で2社以内までにして、それでダメなら半年間の冷却期間を置き、その間、信用情報機関から信用情報を手に入れ、何が原因で審査に落ちているのかを調べるといいでしょう。