はじめてマイカーローンで、ローンを利用する場合の大きな壁が「金利」ではないのでしょうか。よくわからないので、適当に金利を選んでしまうと、後々、痛い目を見る可能性も否定できません。今回は、マイカーローンの金利について紹介をします。
2種類の金利
金利は2種類のタイプに分けることが出来ます。
- 変動金利型
- 固定金利型
変動金利型
変動金利型とは、将来の金利変動によって、返済額や利息が変動します。
通常、景気が良くなると利率があがり、景気が悪くなると利率が下がるのです。
ただ、一般的に、固定金利型よりも変動金利型の方が金利は低く設定されています。これは、借りる側が利率変動のリスクを請け負うことになるからです。
固定金利型
固定金利型は、借り始めから返済まで、適用金利が変わらないプランです。金利が決まっていて、将来的にも金利が変わらないので、返済額や支払利息が確定しており、返済計画が立てやすいというメリットがあります。
ディーラーローンは、通常、固定金利となります。
どちらの金利がいいのか?
マイカーローンに関していうのであれば、そもそも変動と固定で返済総額にそれほど差がでることはありません。
しかし、3年以上のマイカーローンを組み、リスクを避けたいというのであれば、固定金利の方をおすすめします。
金利以外のコスト
マイカーローンを選ぶ場合、金利以外のコストに目を向ける必要があります。つまり、低金利だから必ずしもおすすめというわけではありません。
特に「保証料」に注意をしなければなりません。
例えば、JAの「マイ自動車ローン」の金利は1%台後半と非常に低金利なのですが、JAのローンは金利以外に「保証料」や手数料の負担が大きいという特徴があります。
保証料とは?
マイカーローンを組む場合、保証人は不要なのですが、保証人を立てない代わりに信用保証会社がローンの保証人なってくれるという制度です。
そして、この保証会社に委託するために支払うのが「保証料」です。
前述したとおり、この保証料が金利には含まれるケースと別途1%など負担が必要になるケースがあります。
つまり、金利2%と金利2.5%のローン商品があれば、2%の方が低金利なので魅力的ですが、別途1%の保証料を必要とするのであれば、3%の金利を支払うので、実は損をするといケースです。
2種類の保証料
また、保証料の支払いに関してですが、2種類があります。
- 一括前払い型
- 金利上乗せ型
借入時に一括して前払いするタイプの保証料というのは珍しく、多くの場合で、毎月の金利に上乗せして支払う金利上乗せ型が一般的です。
また、実質年率に保証料が含まれて、保証料無料となっているケースもありますが、これも金利上乗せ型です。
繰り上げ返済手数料
まとまった資金が出来た場合、利息を軽減するために繰り上げて支払いをしたいと考える方もいますが、その際に注意しなければならないのが繰り上げ返済にかかる手数料です。
事前に調べておかなければ、この手数料で苦い思いをする可能性もあります。
まとめ
マイカーローンの金利は2種類あり、変動金利型と固定金利型です。リスクをとりたくないのであれば、固定金利型をおすすめしますが、そもそも、マイカーローンの借り入れ期間において、景気が大きく動き、金利が大幅に変わるということは少ないので、正直、どちらでも構わないと思います。
ただ、0ではないので、リスクは絶対に嫌だ、という方には固定金利型がおすすめです。
また、低金利の商品に関しては、多くの場合なんらかのトリックが隠されています。そのため、金利が低いというのみで判断をしてしまいますと、「保証料」というものが追加され、結局は多く支払うことになるケースがあります。
つまり、マイカーローンを組むときは、金利が何パーセントなのかを見るだけではなく、金利以外のコストに目を配る必要もあります。