マイカーローンは借りるまでが山場のようですが、マイカーローンを返済するまで気を緩めてはいけません。返済をすることができない場合、1ヶ月~2ヶ月で車は没収されてしまいます。都市圏のように公共交通機関が発達していれば問題はありませんが、地方圏では車は生活必需品です。債務整理などの手段に出る前に、返済が厳しくなった場合どのような手段で乗り切るべきかを紹介します。
マイカーローンの返済ができない
マイカーローンの返済が出来ない場合におこなうことは下記の3つです。
- ローン会社に相談
- 任意売却
- 債務整理
今回は、上記の2つについて紹介をします。
債務整理に関しては、最終手段になりますが、自動車を手元に残して債務整理をする方法が存在します。債務整理をした場合、ブラックリストに名前が載り、以降5年程度は新規でローンを組むことができなくなるので、利用しないで済むに越したことはありません。
また、これらの手段をとるまえに、日々の余分な出費を抑えるなどが重要です。余分な出費を抑えるためにクレジットカードでの支払いをすべてやめて現金払いへ切り替えることで、どのくらいお金を使っているのかがわかるようになります。
ローン会社へ相談をする
現在のマイカーローンの返済が厳しい場合、最初にとる行動がローン会社に相談をすることです。
マイカーローンの返済ができない場合、人によってはキャッシング(カードローン)などを利用して返済金を手に入れようとするかもしれません。ただ、キャッシング(カードローン)の場合、マイカーローンよりも高金利になりますので、次回のマイカーローンの返済がさらに困難になる可能性があります。
また、マイカーローンの返済ができないので、ローン会社へ連絡するのは非常に気がすすむものではなく、督促の電話ですら出たくないとは思いますが、まずは現時点においてマイカーローンの返済が厳しいということをローン会社へ伝える必要があります。
もし、督促の電話などを無視していると、マイカーローンの返済意志がないと判断されてしまい、車の没収の手続きを始められてしまいます。そのため、ローン会社に連絡して相談をする必要があります。
ローン会社に相談をした場合、ローン期間の延長をはじめとした複数の対策を提供してくれます。ローン会社に関しては無理やりお金をとるよりも、リスケジュールに応じた方がいくつかのメリットがあります。
例えば、返済期間を長くするリスケジュールに応じることでその分の利息を多く払ってもらうことが出来ます。もし貸し倒れになって融資した金額の回収が不可能になるよりも、ローン会社としてはリスケジュールに応じた方がメリットはあります。
任意売却
生活をする上で必ずしも車が必要ではない場合、そして、車の所有権が自分にある場合にとることのできる手段として任意売却があります。所有権を持っていない場合でも、大手中古車買取業者を利用することで任意売却をすることが出来ます。
任意売却とは、車を売ってしまい、得たお金でマイカーローンの残金を支払ってしまおうというものです。ただ、ローン残高と車の売却金額を比較した場合、ローン残高の方が多いのが一般的ですから、残ったマイカーローンはそのまま返済となります。
これを利用することで、一部返済繰上げなどをすることができ、利息を安くすることも可能です。また、車を没収されたわけではないので、信用情報に傷などは残りにくいといえます。
所有権が無い場合
所有権がクレジット会社やディーラーにある場合は、任意売却をすることができないのですが、大手中古車買取業者を利用すると、一度マイカーローンを大手中古車買取業者がマイカーローンを返済してくれ、大手中古車買取業者が用意するローンに借り換えるという形になります。
債務整理
車が生活に必要な場合は、この任意売却を利用することはできませんので、ローン会社との交渉が不調に終わった場合、最終手段の債務整理を選択するしかありません。
最終手段であり、利用しないに越したことはありません。
まとめ
マイカーローンの返済ができない場合、選択することのできる手段は3つあります。
つまり、ローン会社へ相談、任意売却、債務整理です。
基本的に、相談をする前に、クレジット決済などを一時的にやめて現金支払いに一本化することで、余分な出費を抑えることが可能なので、3つの手段に頼らないでいいようにするのがベストです。