dollar128_128マイカーローンの借り換えをする際には、基本的に損を少なくするために借り換えを行なうのであり、損をしてまでマイカーローンの借り換えをする必要はありません。借り換えを検討する際にはどのような点を見て、借り換えをするのかどうか考えればいいのか紹介をします。

借り換えを検討する際のポイント

マイカーローンの借り換えをする際に検討するべきことは、支払い総額を安くすることです。つまり、金利に注意をする必要があります。借り換えを検討する際にはこの金利にもっとも注意をしなければなりません。

現在の金利よりも低金利のマイカーローンに乗り換えなければ意味がないのです。現在のマイカーローンの金利が1~2%の場合、これ以上、低金利を探すというのは極めて難しいといわざるをえません。おそらく、これ以上低い金利を探し借り換えをする努力をするだけ時間のムダになる可能性が高くなります。

一方、信販系のローンやディーラーローンを組んでいる方の場合、金利が低くても4%以上になりますので、これくらいの金利であるのならば、手間をかけても低金利の金融機関を探すことが容易になり、マイカーローンを借り換えすることで、月の支払いを抑えることができるでしょう。

借入額と返済期間

また、マイカーローンの借り換えを検討する際に重要なのが、残りの返済期間と残りの借入額です。

借り換えをする際には、手数料がかかります。現在のマイカーローンの繰り上げ返済に関する手数料、そして新しくマイカーローンを組むための事務手数料や保証料です。

これらの手数料も検討して借り換えをしなければ、マイカーローンの残額や返済期間が少ない場合、借り換えをしてしまうと、逆に支払額が増えてしまう可能性があります。

この点も注意をして借り換えをした方がいいでしょう。

借り換えの目安について

では、借り換えをする目安ですが、下記のものがひとつの目安になっています。

  • 金利差が5%以上であること
  • マイカーローンの残りが100万円以上であること
  • 支払い期間が5年以上残っていること

これらの目安を満たしている場合、借り換えを検討してもいいのではないのでしょうか。この目安を満たしているとマイカーローンの支払総額の差が10万円を超えますので、例え手数料や審査のための手間暇を考えてもマイカーローンを借り換えた方がメリットがあるといえます。

例外の借り換えの際

金利が安くなるからマイカーローンの借り換えをするというのが一般的なのですが、収入の減少に伴い、もしくは支出の増加にともない、毎月のマイカーローンの返済が大変になるので借り換えをするというケースです。

この場合、金利は変わらずとも返済期間を延長さえることが可能になるケースがありますので、毎月のマイカーローンの返済額やボーナス払いの額を減らすことが可能です。しかし、これを利用してしまうと、最終的には支払い総額は増えます。

そのため、単純に支払総額を安くするための借り換えよりも熟考をする必要があります。

まとめ

マイカーローンの借り換えは、単純に金利が安いから借り換えをしてしまうと、手数料などで逆に損をする可能性があります。

  • 金利差が5%以上であること
  • マイカーローンの残りが100万円以上であること
  • 支払い期間が5年以上残っていること

上記を目安として、マイカーローンの借り換えを検討すると、借り換えたばっかりに損をしてしまったとなってしまいます。単純に金利の数字だけを見て選んでしまうのはよろしくありませんので、注意をしましょう。